連載記事『品質オールジャパン連合:JAQの発足に向けて』金子 雅明 氏(JSQC)
企画担当:金子 雅明 氏(東海大学)
〇本連載企画の主旨
現在、品質に関わる主要5団体である日本品質管理学会、日本科学技術連盟、日本規格協会、日本能率協会、品質工学会が連携して、日本品質協議会(Japan Association for Quality: JAQ)の設立に向けて準備を鋭意進めています。その目的を一言でいえば、個々の団体では解決が難しい、日本社会が直面する品質に関わる重要課題の解決であり、品質に対する正しい理解や新たな考え方、手法や方法論について、日本国民全体に広く普及・推進することです。
JAQ設立準備の一環で、JAQを冠とした活動としてここ数年にわたり、頻発する品質不祥事事故に対する警鐘とその再発防止を議論する緊急シンポジウムの開催を始めとして、品質月間テキストの作成、日本科学技術連盟主催のクオリティフォーラムや日本規格協会主催の標準化と品質管理全国大会での企画講演などを行ってまいりました。また、JAQの存在をより世の中に知らしめるため、一昨年にはJAQホームページを立ち上げ、昨年12月にはJAQのログマークも決定し、ホームページに掲載しました。
このようにJAQの設立に向けて着実に歩みを進めていますが、設立の暁には品質オールジャパン連合としてどのような役割を果たすべきか、何を期待するのかについて、JAQ参画5団体のトップにご執筆いただきます。また、品質立国日本をこれからも力強く牽引すべきは企業の経営者であるとの認識から、品質経営を積極的に推進してこられた日本企業の経営者4名の方々にもメッセージをいただけることになっています。
掲載は4月にスタートし、2週間に1記事のペースで本ホームページに公開していきますので、是非とも、ご覧になってください。また、興味のある方がお近くにいらっしゃれば、適宜拡散いただければと思います。